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鉄道で全国を旅してます。

山陰本線の旅2017②(餘部駅と鎧駅)

前回の記事からの続きです。

ホテルを出発し、豊岡駅へ来ました。きょうは山陰本線鳥取方面へ向かいます。

7時42分発の列車に乗ります。

車両はキハ47系でした。

鳥取行きの列車ですが、どうしても途中で降りたい駅があったのです。

豊岡を出発して約1時間、

その降りたかった駅へ到着しました。ここは、

餘部(あまるべ)駅です。

 

乗ってきた列車をお見送り。次の鳥取方面の列車までは約2時間30分もありますので、それまでゆっくり過ごすことにします。

 

ここ餘部駅に来たかった理由は、

駅の近くに架けられた余部鉄橋を見てみたかったからです。

このアングルは列車の撮影スポットとしても定番なようですが、列車の本数が少ないので今回は撮影はあきらめました。

 

せっかくなので、駅の周りを散策します。

展望施設「空の駅」です。この余部鉄橋は、2010年に現在のものが完成したのですが、それ以前に使用されていた旧鉄橋の一部をこのように展望施設として残したそうです。

ちなみに、私が訪れた2017年5月当時はここへ来るためには坂を登ってこなければならなかったのですが、現在はエレベーターが設置されたようです。

 

というわけで、当時はエレベーターがなかったこともあり、坂を下ってみます。

下へ降りてきました。見上げると改めてすごく高さのある鉄橋であることがわかります。

「道の駅あまるべ」がありましたので、入ってみます。

食事をいただけるほか、余部鉄橋に関する展示もありました。

 

さらに、まだ時間があったので道の駅の周りを散策。

余部鉄橋の一部を保存展示しているようです

 

そうしたなか、ふと時刻表を見ているとあることに気がつきました。

次の鳥取方面行きの列車が来る前に、反対方面(豊岡方面)行きの列車が一本あったのです。

実は、この餘部駅の一つ隣の「鎧(よろい)駅」も行ってみたいと思っていたので、反対方面(豊岡方面行き)の列車で鎧駅へ行き、そこから鳥取方面の列車に乗れば鎧駅の訪問も実現できる、ということです。

 

というわけで、

ひと駅乗って、鎧駅へ来ました。

 

列車をお見送り。

こじんまりとした駅舎です。

 

ホームから海を眺めてみます。

そうこうしているうちに、列車が来ました。鳥取へ向かいます。

(つづきまーす)

山陰本線の旅2017①(丹後の海へ)

おはようございます、(ま)です。

2017年5月に、1人で京都の天橋立へ行ってみることにしました。

主な行程は、東京→京都→天橋立→豊岡(泊)→鳥取→姫路→東京です。

 

ちなみに、前回の記事でこんなことを書かせていただきました。

このときの失敗をふまえ、この旅では「軸」を次のように決めました。

1.天橋立へ行く

2.餘部(あまるべ)駅で下車する

3.鳥取砂丘へ行く

 

金曜日に休みをとり、朝に東京駅へ行き、新幹線で京都へ。昼過ぎに到着しました。

京都駅です。特急「はしだて」に乗るため、山陰本線のりばの31番線へ。

 

はしだて」として運用される車両にはJRのものとKTR(京都丹後鉄道)のものとがありますが、このときはKTRの車両「丹後の海」でした。

 

内装は落ち着いた雰囲気。

 

1人で2列席だと落ち着かないので、1列席をとりました。

 

京都を12:25に出発してから2時間ちょっと、14:30すぎに天橋立駅に到着。

乗ってきた列車(右)をお見送り。

 

駅名標

ホームのようす。

 

このあと、駅から少し歩いて(10~15分くらいだったと思います)、天橋立へ到着。

最初に、海沿いを歩きました。

これまで「京都」というワードを耳にして頭に浮かぶのは清水寺金閣寺渡月橋などでしたが、この光景を見て以降は真っ先に綺麗な海が思い浮かぶようになりました。

 

このあとは、リフト乗り場へ。上にある天橋立ビューランドへ向かいます。

着きました。

 

この展望台から、天橋立を眺めてみることにします。

 

いい眺めです。

ちなみに、有名な「股のぞき」をしてみたかったのですが、1人で股のぞきの体勢をとるのは恥ずかしくてできなかったので、写真を上下反転してみました↓。

 

こんな感じ。天と地が逆さになることで海が空となり、龍が天へ舞い上がる様に見えます(「飛龍観」と呼ばれているそうです)。

 

このあと、天橋立駅へ戻りました。

ここから豊岡へ向かいます。写真に写っているのは特急車両ですが、実際に乗ったのは別の車両です。

 

豊岡へ着きました。

この日は豊岡駅近くのホテルで1泊しました。

(つづきまーす)

無計画すぎて失敗した旅の話

おはようございます、(ま)です。

旅行の計画をたてるにあたっては、綿密に計画して細かい予定まで固めておくタイプの人と、あまり固めずに柔軟に行動したいタイプの人とがいるのではと思います。

自分はどちらかといえば後者なのですが、それでもやはり最低限の計画は必要だと思っています。

今回お話しするのは、あまりに無計画だったために失敗した(満足度が低くなってしまった)旅行についてです。

(行った先が残念スポットだった、ということではありません。あくまでも私自身の準備不足により失敗しまった、というお話です。念のため)

 

2017年1月、一人で東北地方を旅することにしました。行くなら2泊3日で、と考えていたので28日(金)か31日(月)に有休をとるつもりでしたが、仕事の都合で急きょ両日とも出勤することに。そのかわり、21日(金)に休めることになったのですが、想定より日程が早くなったことにより、事前のリサーチ不足のまま出発することに。宿泊地も出発前日に予約したくらいです。とりあえず、宿泊地は1日目が盛岡、2日目を秋田としました。

 

21日朝、東京駅から東北新幹線に乗車。

やってきたのは、

盛岡です。

 

・・・・・・。

この日のホテルをとったのが盛岡なので来ましたが、何の予定も決めておらず。とりあえず、目に入ったお店で冷麺を食べました。なんの下調べもしていなかったので、盛岡といえば冷麺、という発想だけで食べた記憶があります。どうせなら、いろいろお店を調べてから行けばよかった。

 

食後は、適当に盛岡城跡公園まで歩いて散策し、

15時ごろ、駅近くのビジネスホテルにチェックイン。しかし、疲れがあったのかすぐ眠ってしまい、19時ごろに起床。旅行先の時間の使い方としてはありえないことをやってしまいました。

夕食は、適当に近くの居酒屋で済ませました。

夕食後、適当に散歩をして、(「適当」ばかりですね・・・。)ホテルへ戻りました。次の日の予定を考える気力もわかず、この日は就寝。

 

翌日。

決まっているのは、秋田に泊まることだけ。とりあえず秋田方面に向かうため、田沢湖線に乗ることにしました。で、これまた適当に田沢湖へ行ってみることにしました。

田沢湖線普通列車の本数があまりに少ないので、

新幹線で田沢湖駅にきました。

田沢湖駅前のようす。ここから、バスに乗って田沢湖へ向かいました。

 

田沢湖に着きましたが、

けっこうな雪が降っていました。寒すぎます。

とても外にいることができず、観光館に入り、

暖かいうどんをいただきました。

 

雪がさらに強くなってきたので、田沢湖駅に戻ることにしました。我ながらアホすぎます。

バスがくるまで軽く散歩しましたが、身体はヒエヒエです。バスが来た瞬間に乗りました。 

 

 

田沢湖駅に戻り、田沢湖線の大曲いきに乗車。

乗客は自分ひとりでした。

 

途中の刺巻(さしまき)駅で、新幹線との行き違いのため数分間停車したので、

 

 

列車の外に出て新幹線を撮影。雪のなかをかっ飛ばす様子はカッコイイ。

 

大曲に到着。

大曲駅前。

 

14:43発の普通列車 秋田いきに乗って、

 

約1時間、秋田へ到着しました。

 

秋田に着いてからの予定も考えていなかったため、早めにホテルにチェックインして、だらだらして、夕食に吉野家で牛丼を食べて(!)、寝ました。

 

そして翌日(この旅の最終日)。

せっかく秋田まで来たのだからどこかに行けばよかったのに、何もやる気が起きず。

午前中に出発する新幹線で東京へ帰ることにしました。

 

何も秋田らしいことができなかった(しなかった)ので、せめてもの悪あがきと思い、

秋田の駅弁「鶏めし弁当」を車内で食べました。

 

もう5年前の旅のふりかえりでした。こうしてみると、無計画だけでなく無気力だったことも失敗の要因でした。反省しきりです。

 

この失敗を活かして(?)、これ以降の旅では必ず旅行の「軸」といいますか、これだけは必ず実現する、という項目を最低3つは用意することにしています(「〇〇を食べる」「〇〇を訪れる」など何でもOK)。これらを実現させることで、他のところで仮に失敗しても、その旅行は楽しかった、と思えるようになりました。

(おしまい)